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ガバナー挨拶

Governor's Message

日本地区ガバナー 宮崎修二

2023-2024の日本地区ガバナーに就任致しました東京クラブの宮崎修二です。よろしくお願い致します。

私は2010年に名古屋キワニスクラブに入会し、2017年‐2018年の同クラブ会長、2018年‐2019年日本地区副ガバナーを務めた後、2021年から東京キワニスクラブに所属して、今日に至りました。キワニスでの多様な経験を活かし、皆様のお力添えを頂いて、伝統あるキワニスクラブの活動に貢献して行きたいと考えております。

さて、2024年は、1964年に東京キワニスクラブがアジア初のクラブとして誕生してから60周年の節目を数え、日本におけるキワニスが還暦を迎えることになります。 振り返れば、60年前のその年、東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が運転を開始、名神高速道路、首都高速道路などが開通するなど、日本の高度経済成長を 象徴する出来事がありました。当時小学生だった私自身、子ども心に胸を躍らせた記憶があります。終戦以来20年。諸先輩方の不屈のご努力により未曽有の荒廃から 復興を遂げ、1965年には、日本はOECD(経済協力開発機構)への加盟が認められ、名実ともに先進国の仲間入りを果たしました。

しかし、一方で、当時の日本には、貧困問題をはじめ、経済、社会などの分野ではまだまだ解決すべき課題がたくさんありました。 キワニスクラブが日本に上陸したのは、こうした時代でした。市井の人々の力で、助け合い、色々な問題に取り組み、よりよい社会を作ろう。 日本のキワニスの礎を築いた諸先輩方は熱い思いで、社会奉仕に打ち込んでいきました。それから60年後の今、こうした先人の絶え間ないご努力を 受け継ぎ、次なる60年の未来を見据えて、日々、研鑽に努めなければならないという思いを新たにしているところです。

さらに、目を世界に転じれば、ウクライナで始まった戦争は、当事者のみならず、エネルギーや食糧価格の高騰、難民の増加といった困難を横溢させています。 のみならず、環境問題や格差問題など私たちのコミュニティの健全な発達の根幹にかかわる、諸課題も明らかになってきています。 そして、この影響を一番深刻に受けているのが、子ども達なのです。「世界の子ども達に奉仕する」ことをモットーとする私たちキワニアンにとって、改めて、その 使命を思い起こし、前を向いて、果敢に行動していく時機だと言えるでしょう。そして私たちのそうした行動こそが、キワニス活動の基礎を築き、育み、未来への 希望を私たちに託していただいた諸先輩方のご尽力に報いる最善の道だと考えます。

勿論、これは、何か特別なことをしようということではありません。キワニスの各クラブの日頃の活動を振り返り、さらにその質を高めていくという 不断の改善努力が重要でしょう。まずはできるところから取り組んでいく、という姿勢が鍵であると思います。

このような認識のもと、2023-2024国際キワニス日本地区としては、以下のような目標を掲げ、歩んでいきたいと考えております。
まず、国際キワニス本部が掲げる重点目標をもとに、各クラブや会員の増強に努めます。特に日本地区において、近時の中期的課題となっている 女性会員比率の向上に引き続き取り組むとともに、年代や経験など、多様性に富んだ人財が活躍できるクラブの組織活性化に努力していきたいと思います。
次期ガバナーとなったこの一年、Katrina Baranko会長やキワニスの幹部、各デビジョンのガバナー達との交流の中で、「キワニス・ブランド」の確立が喫緊の 課題であり、そのためには、個々のキワニアンが「リーダーシップの重要性」を理解する必要があることを実感してきました。 率直に申し上げて、キワニスの認知度は必ずしも高くありません。奉仕活動の輪を広げることは、キワニスの体力を強め、それがより効果的なキワニス活動の向上に つながるという好循環を可能にします。そのためには、キワニスの活動を広く社会の皆様に知っていただくという「外向けのブランディング」とともに、私たち キワニスがその活動を見直し、そのブラッシュアップに努めるという「内なるブランディング」が不可欠です。こうした観点から、各クラブの内外そして相互の 情報の適切な流通と発信の強化に注力したいと考えております。

以上を含めた具体的な目標は次の通りとします。

(1) クラブ経験の改善、特にキワニス・ブランドのイメージ向上

(2) 会員・組織の増強

  • 会員数目標: 2,100名

  • 女性会員: 2023年8月22%から25%への増加を目指す

  • クラブ新設目標 2クラブ

 

(3) SLPの拡大

(4) 看板プロジェクトの推進

(5) 研修の機会拡充

(6) キワニス子ども基金、キワニス日本財団への寄付

キワニスの奉仕活動は、営利を目的としない「ボランティアな」ものです。ボランティア活動を永続きさせるには、何といっても“FUN 楽しさ”が不可欠です。 子ども達の明るい笑顔のために、元気な地域のために、皆さんとともに、楽しく奉仕活動に取り組んでいきましょう!

末筆ながら、私たちの活動に賛同され、ご支援を頂ける皆様方の幅広いご理解とご協力を切にお願い申し上げる次第です。

governor
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